がん治療のこれから

がん治療のこれから

 今、プレシジョン・メディシンという言葉が注目されています。これはがん患者の個人レベルで最適な治療方法を分析・選択し、それを施す治療です。細胞を遺伝子レベルで分析し、適切な薬(免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬など)を投与し治療を行います。
 これまでは、この疾患にはこの治療といった、型にはまった治療が主流でしたが、これからは、より効果の高い薬をこの分析結果で解析し、個別に薬剤を選択し治療していきます。これにより効果の期待できない薬の副作用を避けることができ、確実に効果のある薬剤だけを使用し治療することができます。また、人工知能やビックデータ等のデータも活用され、医療だけでなくIT技術と医療が融合した新しい医療が始まっていくことでしょう。

 しかし、まだまだ問題点もあります。プレシジョン。メディシンにより選択された薬剤が保険適応でない場合は医療費が莫大な金額となるため、診療報酬制度や保険制度の問題をどう解決していくのか、ゲノム情報等々の法的整備も必要となってくるでしょう。また、日米での新薬・新適応の臨床試験数が桁外れに異なっており、アクセス可能な治療薬数は圧倒的に日本が遅れていることも現状です。

 現在、がんを見つけるための主流となっているCT検査・MRI検査・内視鏡検査等々は、映し出された臓器の形態や病変の造形からがんを見つけ出しますが、これらの検査の他PET検査を追加することにより、小さながんを見つけ出せるようになりました。がんは早期に発見し治療すれば治癒できる時代に移りつつあります。検査方法も治療方法も医療は日々発展し続けております。

 温知会は「温故知新」の精神を忘れず成長し続けます。
 がんだけでなく、難病の治療にも立ち向かっていきます。

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