平成27年度 会津中央病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 82 101 366 517 540 793 1520 1769 1916 557
保険診療での集計となり、労災や交通事故及び正常分娩等の自費診療での退院患者は含まれていません。又、医科のみでの集計となり、歯科口腔外科の退院患者は含まれていません。救命救急センターに搬送にて24時間以内に死亡された方についても退院患者数には含まれていません。
会津地方は高齢化が進んでおり60歳以上の割合が70%と非常に高くなっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 122 33.46 21.69 7.38 86.66
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 53 21.51 14.34 0.00 75.92
100380xxxxxxxx 体液量減少症 17 31.71 9.18 0.00 85.00
誤嚥性肺炎とは水や食べ物、胃食道逆流物などが誤嚥によって肺に入ってしまい、細菌が繁殖して炎症を起こすことで高齢者に多く見られます。体液量減少症とは低ナトリウム血症状態であり原因としては嘔吐,発汗,下痢,熱傷,利尿薬の使用,腎不全等が考えられます。
呼吸器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 30 22.20 13.03 0.00 68.73
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 15 19.13 14.34 0.00 69.47
040040xx99100x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 13 2.00 3.29 0.00 67.46
肺癌の外科治療を重点的に行っています。気胸の治療も呼吸器科での診療となります。
消化器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x01x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病あり 81 17.20 18.53 1.23 76.75
060360xx97x0xx 慢性膵炎(膵嚢胞を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 79 8.92 14.32 1.27 71.62
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 61 13.25 11.00 1.64 71.93
消化器病センターには専用の内視鏡室、内視鏡治療室、DR室、膵胆石破砕室などが設けられ、肝胆膵疾患(胆嚢、肝臓、膵臓など)や消化管疾患(胃、十二指腸、大腸など)などそれぞれの専門医が疾患別に治療チームを編成し診断・治療を行っています。
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 125 4.06 3.07 0.00 69.93
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 53 8.51 4.87 0.00 69.42
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 49 14.31 7.26 6.12 70.20
狭心症、不整脈、心不全の治療のほか下肢の静脈瘤や動脈硬化症に対する治療も行っています。血管連続撮影室やカテーテル検査・治療室を備え早期の治療・回復を目指し治療を行っていますが、高齢者が多い為平均在院日数は全国平均と比べ長めとなっています。循環器科では心臓弁膜症等に対する外科的手術、急性心筋梗塞や急性大動脈解離等に対する緊急手術にも対応しています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし 37 7.62 6.79 0.00 60.84
060035xx0101xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 25 28.84 30.64 4.00 73.28
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2なし 24 12.71 11.63 0.00 62.75
上位3位には入りませんが「甲状腺の悪性腫瘍手術」「胃の悪性腫瘍手術」「腹腔鏡下胆嚢摘出術」「虫垂炎手術」が次に続きます。
内分泌外科外来 甲状腺外来、乳腺外来の専門外来を行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 130 61.56 28.70 6.15 80.99
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 60 36.62 21.52 10.00 69.63
07040xxx01xx0x 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 副傷病なし 33 30.91 24.95 0.00 62.61
高齢者の転倒等による骨折治療が多くみられますが、当院は災害拠点病院でもあり交通事故・労災事故・災害によるけがによる骨折・外傷も数多く救急搬送されます。福島県立医科大学と連携し外傷再建外科による「外傷初期から積極的に運動器治療を併用することで避けることが出来た外傷の機能障害の予防」を目標とした治療も行っています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 14 4.43 4.38 0.00 44.14
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 9 4.00 3.54 0.00 56.56
160660xx971xxx 皮下軟部損傷・挫滅損傷、開放創 手術あり 手術・処置等1あり 6 24.67 26.04 0.00 51.50
顔の骨を含む体の表面のケガ、先天異常、腫瘍、形態の異常の治療を行います。(皮膚腫瘍、やけど(熱傷)、顔面骨折、口蓋裂、多指症など)
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x099030x 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 104 35.14 18.08 1.92 75.88
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 70 16.00 11.91 4.29 79.07
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 67 10.82 7.03 1.49 64.57
DPCコードにより細分化されてしまいますが疾患コード「010060」脳梗塞を合わせると200件を超えます。NCU(Neurosurgical Care Unit)脳神経外科集中治療室による重症管理を行い、病棟内に専用のリバビリテーション訓練室を配置し早期回復を支える体制で治療を行っています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 108 9.59 9.94 0.00 32.36
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 100 20.96 20.87 6.00 29.87
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 72 10.57 10.18 0.00 44.86
正常分娩は自費治療となりこの資料には現れませんが、年間約450件の分娩を取り扱っています。
又、更年期障害における骨粗鬆症の診療やホルモン補充療法なども行っています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 25 5.96 5.31 0.00 67.04
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 11 13.09 9.79 0.00 55.36
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 8 6.38 5.53 0.00 48.75
通常めまいの訴えがある患者さんが最初に診察される科となります。
前庭機能障害とは平衡感覚をつかさどる内耳にある前庭という器官が損傷を受けることによって、めまいなどの症状が起きる状態です。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 27 11.44 8.97 0.00 74.19
180040xx99x0xx 手術・処置等の合併症 手術なし 手術・処置等2なし 4 4.25 9.98 0.00 54.25
080100xxxxxxxx 薬疹、中毒疹 2 7.50 11.65 0.00 45.00
帯状疱疹は、体の片側に起きる強い痛みと、痛みがある部分にできる帯状の赤み、ブツブツ、水ぶくれが特徴の病気で、子どもの頃にかかることの多い「水ぼうそう」のウイルスが原因で起こります。発症は幅広い年代でみられますが、特に高齢の方で多く、患者さんの約70%は50歳以上の方です。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし 32 9.84 9.71 6.25 67.00
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術 20 12.55 10.25 0.00 77.55
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 17 8.24 7.59 0.00 79.35
腎臓、前立腺、膀胱、尿路に関する疾患の治療を行っています。30ベッドの外来透析室の管理も行っています。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 36 11.33 14.34 5.56 83.31
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 25 3.16 5.31 0.00 70.68
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 25 4.24 10.02 0.00 66.16
平成27年8月よりの救急科入院のデータとなります。
前庭機能障害とは平衡感覚をつかさどる内耳にある前庭という器官が損傷を受けることによって、めまいなどの症状が起きる状態のことです。
麻酔科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 26 11.19 14.34 3.85 82.81
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 手術なし 19 8.11 12.60 10.53 80.53
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 2.29 7.52 0.00 57.41
当院は第3次救命救急センターを擁していますが、平成27年7月までは入院診療科は麻酔科にて対応していました。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 27 4 5 4 18 62 1 7
大腸癌 12 7 11 6 15 64 1 7
乳癌 33 37 11 6 2 43 1 7
肺癌 13 11 20 10 16 33 1 7
肝癌 1 0 1 1 4 26 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院において、がんの診断、初回治療を行った場合を「初発」として病期分類ごとに集計し、初回治療以降の継続治療を行った場合を「再発」として集計しています。入退院を繰り返す場合は同一患者でも複数回カウントされます。
国際対がん連合(UICC)によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の 3 つの要素によって各癌をⅠ期~Ⅳ期の 4 病期(ステージ)に分類するものです。DPCでの資料は退院時の様式1を利用することとなっており、退院時に病理検査結果が確定していなかった場合等が「不明」データとなっています。
当院は「地域がん診療拠点病院」として、手術だけでなく抗がん剤治療、放射線治療など患者さんに合わせた治療法を行っております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
重症度 0 9 7.67 56.22
重症度 1 13 13.85 72.46
重症度 2 44 25.98 83.84
重症度 3 32 20.44 85.66
重症度 4 8 23.25 87.13
重症度 5 1 69.00 87.00
不明 1 6.00 84.00
入院のきっかけとなった病名および最も医療資源を投入した傷病名が肺炎であって、市中肺炎(入院後発症の肺炎を除く)の患者さんが対象となります。A-DROPスコアによる重症度分類で、対象項目は5項目あり1項目該当すれば重症度1、2項目該当すれば重症度2となります。
Age(年齢)          男性70歳以上、女性75歳以上
Dehydration(脱水)  BUN 21mg/dL以上または脱水あり
Respiration(呼吸)   SpO2<=90%(PaO2 60Torr以下)
Orientation(意識障害) 意識障害あり
 Pressure(収縮期血圧)  収縮期血圧 90mmHg以下
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 34 5.68 72.32 0.00
その他 2 2.00 74.00 0.00
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I63$ 脳梗塞 3日以内 330 79.30 77.56 4.71
その他 31 37.00 75.00 0.83
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 9 39.33 79.78 0.00
その他 55 8.02 72.16 0.00
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 1 14.00 85.00 0.00
その他 4 8.50 79.50 20.00
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 2 57.00 54.50 0.00
その他 5 9.80 63.60 0.00
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
医療資源を最も投入した傷病名が脳梗塞の患者さんを対象として、その発症から入院までの日数別に症例数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。「ICD10」とは、疾病及び関連保健問題の国際統計分類です。WHOによって公表された分類で、死因や疾病の統計、診療記録の管理などに活用されます。疾病の種類をアルファベットと数字によって表しています。
脳梗塞では約9割の患者さんが発症日から3日以内に治療を受けられていますが、平均在院日数は30日を超えています。当院では回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟、療養病棟を運用しており総合的な治療管理を行っています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5143 肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 12 8.42 22.50 0.00 68.33
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) 10 7.30 7.90 0.00 24.30
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 7 3.00 16.14 0.00 67.86
Kコードによる細分化でわかれましたが3位外では「胸腔鏡下肺切除術(その他)」、「胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術」、「胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)」と続いています。
消化器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 大腸ポリペク(結腸ポリープ2cm未満) 216 0.85 1.84 0.00 65.15
K682-3 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD) 163 2.66 11.90 0.61 72.25
K654 内視鏡的消化管止血術 78 1.32 14.26 2.56 72.01
内視鏡による手術が主で、経鼻からの内視鏡手術も増えています。
膵胆石破砕室にて対外衝撃波胆石膵石破砕術(ESWL)も行っています。
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 72 7.31 14.53 1.39 72.18
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 30 0.77 2.37 0.00 70.33
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) 29 1.34 6.21 0.00 65.28
経皮的な冠動脈治療は治療内容等によって分かれるため同種の手術をまとめると患者数は倍近くになります。3位外では「ペースメーカー移植・交換術」「四肢の血管拡張・血栓除去術」「大動脈瘤切除術」「冠動脈・大動脈バイパス移植術」等を行っています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術 48 1.46 2.38 0.00 70.50
K4762 乳腺悪性腫瘍手術2.乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 37 1.03 5.59 0.00 60.84
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈内持続注入用埋込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 31 3.71 8.26 3.23 65.84
Kコードによる細分化でわかれましたが3位以外に「乳腺悪性腫瘍手術5.」、「乳腺悪性腫瘍手術3.」、「乳腺悪性腫瘍手術4.」があり合計すると「乳腺悪性腫瘍手術」は合計77件となります。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(上腕) 101 4.39 57.02 5.94 81.13
K0462 骨折観血的手術(下腿) 52 3.88 34.25 5.77 60.69
K0821 人工関節置換術(股) 37 2.16 32.11 2.70 65.95
高齢者の転倒による骨折を連想すると大腿骨・股関節の骨折を思い浮かべますが、上腕の骨折(転倒時に手をつく等)が1位となっています。
又、4位に人工骨頭挿入術(肩)があり36件と多くなっています。(平均年齢80.72)
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術(穴あけ) 78 0.08 35.50 5.13 79.51
K1643 頭蓋内血腫除去3.脳内のもの 36 0.11 160.75 13.89 69.81
K178-4 経皮的脳血栓回収術 26 0.19 120.04 15.38 74.73
上位3位以外では「脳動脈瘤頚部クリッピング」「脳血管内手術」「経皮的頸動脈ステント留置術」「水頭症手術」などを行っています。
上位の平均術前日数は1を切っており早期の治療開始体制を整え治療回復に臨んでいます。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 選択帝王切開 128 4.75 7.46 0.00 32.29
K877 子宮全摘術 77 1.16 8.90 0.00 46.29
K8881 子宮付属器腫瘍摘出術(両側)1.開腹 50 1.32 8.90 0.00 51.30
4位は「緊急帝王切開」37件となっており合計165件の帝王切開を行っています。
各種不妊症検査や人工授精、体外受精も行っています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建(眼内レンズ挿入)(その他) 185 0.00 1.03 0.00 75.91
K2822 水晶体再建術2.眼内レンズを挿入しない場合 2 0.00 1.00 50.00 62.00
K0051 皮膚皮下腫瘍摘出露出部2cm未満 1 1.00 2.00 0.00 46.00
水晶体再建術とは白内障の手術になります。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 52 0.81 25.19 5.77 68.21
K8412 経尿道的前立腺手術(その他) 21 5.52 8.33 0.00 77.52
K843 前立腺悪性腫瘍手術 20 2.10 20.00 0.00 66.75
内シャント設置術とは、皮膚の下で動脈と静脈を直接つなぐことにより血圧の高い動脈の血液を静脈の血管に流し、静脈を太くし血流を豊富にして人工腎臓を回す為に必要な毎分200ml程度の血液がとれるようにする手術です。泌尿器科では結石にたいする体外衝撃波腎尿管結石破砕術(ESWL)や医療ロボット「ダヴィンチ」による前立腺がんの手術も行っています。
救急科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K386 気管切開術 12 11.50 31.67 25.00 77.42
K7161 小腸切除術-1(悪性腫瘍手術以外の切除術) 4 0.50 10.75 0.00 83.50
K654 内視鏡的消化管止血術 3 4.00 16.67 0.00 80.00
標榜まえの麻酔科分(全件10件未満の為表示せず)を加えると救命のための気管切開が17件と大勢を占めます。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0 0.00
異なる 5 0.06
180010 敗血症 同一 4 0.05
異なる 19 0.23
180035 その他の真菌感染症 同一 2 0.02
異なる 1 0.01
180040 手術・処置等の合併症 同一 45 0.55
異なる 8 0.10
DPC コードにて分類される包括請求の対象となる病気(DPC 病名)とは別に、入院の契機となった病気(入院契機病名)がそれぞれの入院患者さんにつけられています。DPC 病名と入院契機病名が「同一」か「異なる」かにより分けて集計しています。
★播種性血管内凝固  感染症などによって起こる、全身性の重症な病態です。
★敗血症  感染症によって起こる、全身性炎症反応の重症な病態です。
★真菌症  真菌による感染症です。
★手術・処置などの合併症  手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態です。合併症はどのような術式でもどのような患者さんでも一定の確率で起こり得るものです。当院の集計では透析シャントの閉塞や人工関節の脱臼が主となります。
更新履歴
2016年9月29日
病院指標を公開しました。
2016年9月9日
病院指標フォームを掲載しました。