
子宮筋腫は35歳以上の女性の1/4に発見されるといわれますが、
その治療はこれまで手術療法(筋腫核出、子宮全摘)、ホルモン療法、子宮動脈塞栓術など外科手術が主流でした。
MRIで病巣を撮影しながら、200個以上の発生源から超音波を一点集中させ患部を焼灼するFUS(MRIガイド下集束超音波治療)は欧米で開始され、2004年に米国FDA(米国食品医療局)承認となった子宮筋腫の新しい治療法。
腹部に傷をつけることなく、副作用も少なく、翌日からの日常生活復帰が可能なストレスのない治療法として注目されています。

通常、一週間程度の入院となる外科手術。さらに日常生活の復帰まで考えると約4週間は必要です。
会津中央病院のFUS(MRIガイド下集束超音波治療)は、子宮筋腫治療での入院ストレスを解消し、くつろいだ雰囲気のなか安心して治療に臨んでいただけるよう女性専門病棟をご用意。また「治療に合わせてリフレッシュしたい」という方のご希望にあわせて、温泉施設でのご宿泊療養をサポートするなど、豊かな自然と歴史に恵まれた会津ならではのご提案も。
「周囲に気兼ねなく治療したい」「仕事や家事を休めない」「せっかくだから、会津を楽しみたい」という声にお応えします。


会津中央病院は、許可病床数930床、診療科目25診療科の病院で、救命救急センター、脳卒中センター、循環器病センター、消化病センター及び健診センターを併設し、会津地区の基幹病院として地域医療に貢献しております。そうしたなか、当院では、より以上の医療サービスの充実を図るべく、子宮筋腫治療において最新の治療システムである集束超音波治療装置(FUS)をこのたび東北北海道地区で初めて配備致しました。
子宮筋腫の治療法はこれまで、手術療法(筋腫核出、子宮全摘)、ホルモン療法、子宮動脈塞栓術などが主でしたが、この集束超音波治療は、従来の治療方法と比べ子宮筋腫を切らずに治療でき副作用、侵襲性等が少ないのが特徴です、さらに2004年にはFDA(アメリカの厚生省)の認可が下り、安全性も認められました。切らずに子宮筋腫が治療できることはメリットが大きく、これにより多くの患者様の治療への選択肢はさらに広がり、治療を受けることによる心身の負担は非常に軽いものとなるでしょう。子宮筋腫の悩みを持つ一人でも多くの方々が、安全かつ確実性の高いこの集束超音波治療(FUS)の優位性を理解され、心やすらぐ美しい自然環境に包まれたここ会津で、健やかな笑顔を取り戻して頂ける事を願ってやみません。
治療には産婦人科専門医、放射線科専門医、看護師、技師、サポートスタッフがひとつのチームとなって万全の体制でのぞみます。
経験と知識豊かなスタッフを揃え、安心して治療に専念できる環境を整えております。


経歴 | 認定資格 | |
1972年 福島県立医科大学医学部卒業 | 日本産科婦人科学会専門医 | |
1979年 会津中央病院産婦人科部長 | 日本産科婦人科学会指導医 | |
1993年 会津中央病院副診療部長 | ||
1997年 会津中央病院副院長 | ||
2000年 会津中央病院病院長 |