
WITH GRATITUDE
AND RESPECT
信頼と歩んだ日々に、
心からの感謝
WITH GRATITUDE AND RESPECT
信頼と歩んだ日々に、心からの感謝

逝去のお知らせ
一般財団法人 温知会 理事長 南 嘉輝は、2025年7月2日、84歳にて永眠いたしました。
突然の訃報に際し、関係者の皆様におかれましては、さぞ驚きになられたことと存じます。ここに謹んでご報告申し上げます。故人は、長年にわたり病院の発展と地域社会への貢献に尽力し、多くの方々との信頼関係を築いてまいりました。その誠実な人柄と、時代を先読みする経営手腕は、私たち職員一同にとっても大きな支えであり、学びの源でありました。
これまで賜りましたご厚情に心より感謝申し上げるとともに、生前に故人とご縁を賜りました皆様に深く御礼申し上げます。

故 南 嘉輝 前理事長の功績紹介
功績紹介
医療分野においては、会津中央病院を中心とした地域医療体制の充実に尽力し、救命救急センターやがん治療センターの設立を推進しました。放射線治療設備や最新医療機器の導入にも積極的に関わり、地域住民の安心と安全を支える医療環境を整備しました。


国際原子力機関(IAEA)と連携し、医療分野における放射線利用の安全性向上や専門人材の育成にも寄与しました。こうした取り組みは、東日本大震災後の放射線対応にも活かされ、県や大学とも協力しながら、医療面・処理水対応面の双方で復興支援に尽力しました。
2011年の東日本大震災では、会津中央病院の救命救急センターを中心に多くの被災者を受け入れました。さらに、大熊町の住民を会津で受け入れ、仮設住宅用地の迅速な提供と建設を実現。町の機能そのものを一時的に会津に移す全面支援を行い、被災地の復興に大きく貢献しました。


囲碁文化の振興と地域貢献を目指し、女流棋戦「会津中央病院 女流立葵杯」を創設。全国の注目を集める大会として定着させ、若手女流棋士の活躍の場を広げるとともに、会津の歴史や文化、観光資源の発信にも大きく貢献しました。
会津の伝統文化の継承と発信を願い、「会津能楽堂」の建設に深く関わり、創設協力を惜しみませんでした。能や狂言といった日本の伝統芸能を次世代へ伝える場として、また地域の新たな文化拠点として整備され、多くの人々に親しまれる施設となっています。その功績は地域文化の発展にも大きく寄与しています。


観光施設「会津武家屋敷」「原瀧」「今昔亭」の再生にも取り組みました。特に、水辺の風情を活かした「川どこ」などの新たな観光コンテンツを創出し、話題性とともに地域の観光資源としての魅力を高め、地域観光の振興と雇用創出を実現し、会津の発展に大きく貢献しました。
産業振興においては、ロボット開発会社「アイザック」を会津若松に立ち上げ、地域に先端技術産業を根付かせる基盤を築きました。これは、会津若松市が推進する「スマートシティ構想」とも連携し、医療・観光・産業が融合する新しい地域モデルの実現を目指すものです。


敷地内にヘリポートを建設し、ドクターヘリや防災ヘリの受け入れ体制を整備。さらにヘリ運航会社「ジャパンフライトサービス」を設立し、ラピッドレスポンスヘリの導入を実現しました。会津全域をカバーする航空支援体制に加え、など多面的な活用が可能となり、地域の安心を高める仕組みが構築されています。




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