
院内ギャラリーパネル展
会津中央病院は、あの時
―東日本大震災と医療の記憶―
院内ギャラリーパネル展
会津中央病院は、あの時
–東日本大震災と医療の記憶–
開催日時:2月26日(木)~3月14日(土)
会 場 :会津中央病院 イーストセンター1F
開催日時:2月26日(木)~3月14日(土)
会 場 :会津中央病院 イーストセンター1F
2011年3月11日に発生した東日本大震災から年月が経ちました。
当時の医療現場の状況や対応、地域と支え合った記録をパネルで振り返り、災害時における医療の役割と備えの大切さを広くお伝えします。会津中央病院が災害拠点病院としてどのような使命を果たしたのか、その記録とともに、未来へつなぐ教訓を発信する展示です。
2011年3月11日に発生した東日本大震災から年月が経ちました。当時の医療現場の状況や対応、地域と支え合った記録をパネルで振り返り、災害時における医療の役割と備えの大切さを広くお伝えします。会津中央病院が災害拠点病院としてどのような使命を果たしたのか、その記録とともに、未来へつなぐ教訓を発信する展示です。










2011年3月11日に発生した東日本大震災から年月が経ちました。当時の医療現場の状況や対応、地域と支え合った記録をパネルで振り返り、災害時における医療の役割と備えの大切さを広くお伝えします。会津中央病院が災害拠点病院としてどのような使命を果たしたのか、その記録とともに、未来へつなぐ教訓を発信する展示です。
本当の震災の話をしよう
3701人。「震災関連死」で亡くなった人の数だ。病院にとってはまさしく目の前で失われていった命だ。救えなかった命だ。俺は何人もの命を看取った。何日も何日も、何ヶ月もの間この腕の中で死んでいく人たちを看取った。
本当の震災の話なんてない。あの時医療の現場で「本当」は何があったかなんて、そんな真実はない。俺は俺が見たことだけを話す。
3701人。「震災関連死」で亡くなった人の数だ。病院にとってはまさしく目の前で失われていった命だ。救えなかった命だ。俺は何人もの命を看取った。何日も何日も、何ヶ月もの間この腕の中で死んでいく人たちを看取った。
本当の震災の話なんてない。あの時医療の現場で「本当」は何があったかなんて、そんな真実はない。俺は俺が見たことだけを話す。
これは
「俺たち」の
震災だ
これは「俺たち」の震災だ
医療現場の最前線は、放射能汚染の最前線でもあった。
「前線」に行くのはいつだって「俺たち」だ。それはある意味で太古から続く「俺たち」の役目だった。恐怖はあった。でも、やるしかなかった。誰かがやらなきゃいけないんだ。だったら俺が行くだろ。


大勢の避難患者がうちの病院に搬送されてきた。夜の国道49号線が赤灯で真っ赤に染まった。俺たちは次から次へと診ていった。老婆が、バスの狭い座席の中でこじんまりと冷たく固まっていた。俺はそこで死亡確認をした。
避難民の数が減ることはなかった。避難所は入り切らないほどの人で溢れていた。俺は数カ月休むことなく診療と看取りを続けた。あまりに人が死んでゆく。誰も手伝ってくれなかった。鑑識が俺を心配してくれた。
「先生が逃げないんならまだ大丈夫だよな?」


絆、復興、記憶、風化、継承。
なるほど、そういうものもあるのかもしれない。でもいかにも広告代理店的な言葉だ。体重が乗ってない。空っぽだ。「本当」なんてありゃしない。あの震災に美しいものなど一つもなかった。俺たちに残っているのはただこの無念だけだ。
救えた命もある。でもその何倍もの救えなかった命がある。俺たちはその救えなかった命を指折り数えて生きている。俺は知った。長い歴史の中で、何が医療を駆動させ続けてきたのかを。何が医療を前に進ませてきたのかを。


病院が「もしも」に備える。そんなの当たり前だ。本当にすべてを、最悪を超える最悪を想定していかなければならない。だってそれで人が死ぬんだから。思考を止めたら死ぬんだよ。「もしも」じゃなくて「絶対」だ。それだけが救える命を救う道なんだ。
悲惨な環境の中にも、喜びはあった。いついかなる時でも、どんな場所でも命は生まれる。病院は誕生の場でもあるのだ。その当たり前の現実を、思い出させてくれた。その誕生を、喜び、笑い、祝福することも、許されるはずだ。


まだ終わっちゃいない。こんなのまだ始まりだ。さあ、これからの医療の話をしよう。あの時、あの場所を生きた俺たちが、今後の医療をどうしていくか。
ここではお伝えしきれない貴重な記録の数々を、ぜひ会場でご覧ください。
イーストセンター1階にてパネルギャラリー展を2/26〜開催いたします。(入場無料)
ここではお伝えしきれない貴重な記録の数々を、ぜひ会場でご覧ください。イーストセンター1階にてパネルギャラリー展を2/26〜開催いたします。(入場無料)
キャンドルナイト開催のお知らせ
東日本大震災の記憶を未来へつなぐ時間として、キャンドルナイトを開催いたします。
手作りキャンドルの灯りがともる静かなひとときを、ぜひご一緒ください。
- 期 間:3月9日(月)~3月11日(水)
- 時 間:17:30~18:30(予定)
- 場 所:1階中庭(外来受付東・渡り廊下前)
どなたでもご覧いただけます。(雨天中止)





お問合せ
〒965-8611 福島県会津若松市鶴賀町1-1
TEL:0242-25-1515(代表)
© 会津中央病院.