ドクターカーってどんな車?

病院の外で活動し、迅速に高度な医療を提供する”走る緊急手術室・集中治療室”です。救命技術をもつ医療チームが乗り込みます。
会津中央病院のドクターカーは東北で唯一24時間365日対応。
救急車とのわかりやすい違いは「ドクターカーは医師が乗り、搬送中でも医療行為ができる」という点でしょう。

✓ 悪天候や夜間でも活動可能
✓ 小回りがきく
✓ 移動中でも治療行為が可能

と強みがいっぱい!

会津中央病院ドクターカーの歴史

会津中央病院にドクターカーが初導入されたのは1986年。2026年で40周年! 今回の新型機で5代目になります。


ドクターカーの導入は会津中央病院が日本初。会津中央病院ドクターカーの歴史は、まさに日本のドクターカーの歴史といえるのです。

グラフの通り出動数は年々上昇。会津の医療になくてはならない存在です。

なぜ日本初が会津に?

ポイントは4つ。
✓ 広大な面積(千葉県相当)
✓ 過疎化・交通網の未発達
✓ 山岳・豪雪地帯
✓ 高機能病院は若松に集中

会津地方は広大で、その面積は千葉県全体に匹敵します。その大部分は山間地域であり、かつ豪雪地帯で冬は雪に閉ざされます。山間の集落では過疎化が進み、大きな高機能病院は会津若松市内に集中。遠方の集落の場合救急車でも2時間以上かかることがあります。だからこそ「医師が乗り込み、搬送中に医療処置ができる」ドクターカーが重要になってくるのです。

会津におけるドクターカーの利点「ドッキング方式」

広大な会津地方の救急医療を支えるドクターカー。その鍵の一つが「ドッキング方式」による時間短縮です。

たとえば、通常であれば搬入まで2時間かかる場合。患者を搬送する救急車と病院のドクターカーが中間地点である「ドッキングポイント」に向かい、合流し患者を乗せ換えます。そうすることで医師が処置を行うまでの時間を半分に短縮することが可能なのです。

実際の活動

✓ 迅速な高度医療開始
✓ 医療情報の先取りと病院共有
✓ 病院間転送の支援
✓ 災害現場への医療提供

磐越道高速バス事故でもトリアージと現場治療に活躍しました。

どんな傷病者が対象に?


✦ 心肺停止
✦ 心筋梗塞や大動脈瘤破裂  
✦ 脳卒中  悪化予防の降圧療法と全身管理
✦ 重症外傷
✦ そのほか生命の切迫状態

ECMOを用いた蘇生数は県内随一。心電図や超音波で早期診断から治療につなぎます。
また、国内でもトップクラスの外傷治療成績を誇ります。救急科と外傷再建外科と脳外科を核とした連携が強み。Dr carを活用することで、救命率の更なる改善がみられました。

どんな人が乗っているの?

★ 救急医
★ グラウンドナース(救命センターで研鑽を積み、過酷な現場で診療を行うスキルをもった看護師)
★ 病院救命士
★ 機関員・ナビ

場所を選ばず活躍できる「救急救命のプロ」たちが現場へ駆けつけます。

基地病院の会津中央病院って?


救急応需率99%(消防機関からの救急搬送要請のうち、医療機関が実際に受け入れた割合を示す指標)。
県内4救命センター中最多の重症患者収容数。
地域内の重症集約率が高い(8割強)

会津中央病院ドクターカーのすべてがわかる! 車両・装備解説!