病院を作る

病院というのは、医師や看護師といった医療専門職の働きでその機能が発揮されているわけですが、組織として、またはひとつの経営体として成り立つためには、一般総合職でもある総務や経理、経営管理、管財、施設等々の各部門での事務職の働きが欠かせません。病院経営・運営にはその時のニーズを的確に把握し、敏速な対応が必要となります。例えば、医療機器の購入にしても、海外製品が多いなか、性能や使用ニーズ等を把握し損益計算をすると共に為替レート等にも気を配り対応していきます。どのような医療が社会に提供できるか、当会はニーズに応じた事業を積極的にスピーディに対応していきます。

「病院を作る」

例えば集中治療室を新設する際のその病床数。少ないと十分な機能を持たせることができず、多すぎるとコストの面で維持が難しくなってしまいます。このとき、各種のデータを分析することで損益分岐点を見出し、機能的にも経営的にもベストな答えを導き出すのが経営管理部の仕事です。先入観を排してデータと向き合うことで先進的な事業計画のなかに高い収益性を発見することもあり、そうした点からも、地域医療の将来に関わる重要な仕事といえます。職種への興味から、入職後は当院のビジョンに触れるなかで大きなやりがいを手にすることができす。

新しい形の医療を求めて

「上質のおもてなし空間」

当院では、病院に入院する患者さんが集中して治療に専念できる環境を整えています。病院は、医療の提供が主で、全国にある病院で比較してもその治療環境については重要視されておりませんでした。しかし、当院では、個人の時間をもっと豊かに使っていただこうと、病室や待合室、アメニティ設備の充実など積極的に環境改善に取り組んでおります。例えば患者さんにとって「待つ」時間は時に不安定をもたらせてしまうもの。ウエスト棟の建設時には、その問題を解決すべく、吹き抜けのエントランスホール、大型水槽、カフェやコンビニ、美容室の設置など、病院らしくない病院作りを目指しています。その際にも、個性的な意見を求め融合し一つ一つ形にしていくのが、私たちのもう一つの仕事でもあります。

職員旅行

温知会グループでは「自分たちが行きたい場所へ、自分たちが心から楽しめる場所へ」をコンセプトに、職員旅行を実施し沢山の職員が参加しています。前回実施の際には、コースは全5コースを設け、北海道、東京、北陸、大阪、沖縄方面にて設定し、多くの職員が好きな場所へ参加できるよう工夫されております。北海道や北陸では、雄大で鮮やかな大自然のマイナスイオンを全身で味わい、新鮮で種類豊富な海産料理を味わう。東京方面では、歌舞伎、ミュージカル、オーケストラ、相撲・野球といった、芸術やスポーツが楽しむ。もちろん、アクティビティに楽しみたい方は、鎌倉や神奈川・千葉といった方面にも足を伸ばし自由に過ごす。沖縄コースでは西表島や竹富島まで渡り、プールやビーチサイドでゆっくりくつろぐのもよし、マリンスポーツやスキューバーダィビング、ゴルフなどで充実した時間を過ごすのもよし。日常生活では味わう事の出来ない、島で暮らすような大自然の空気を肌で感じながら南の島を満喫。どのコースも充実したコースとなっており、有意義な旅行となって実施されています。こうした一つ一つの企画も職員が考え、過去の取り組みにこだわらず新しい考えにて成長ある企画を実施しております。

イベントの企画成功が次へのステップへ

会津中央病院では、毎年フリーマーケットを開催しています。フリーマーケットといっても1万人以上が来客する大きなイベント。フリーマーケットやイベントスペースなどを設け、激安ショップや、国内外で活躍するアーティストのライヴを数多く実現させています。このイベントは、病院職員より実行委員会を選出し職員自らで運営をしています。ショップ誘致や配置、集客のための施策、イベントにいたるまで自分たちで考え予算計画書を作成し実行していく。開催案が具体的になっていくと、いよいよ上層部へのプレゼンテーション。どのように集客しお客さんを楽しませ予算を獲得していくかは、腕の見せどころとなります。自分たちが楽しめなければ、お客さんも楽しめない。これまで、熱気球大会やアクロバット飛行の実施、ヘリコプター遊覧、有名アーティスト誘致など新たな試みを実施し、会津の夏の恒例イベントとして地域に定着したイベントとなっています。