Tai Kasahara

笠原 太

奥羽大学薬学部卒業 /2012年度入社

-----認定実務実習指導薬剤師とはどんな仕事でしょうか?

 認定実務実習指導薬剤師とは、医療現場における実務実習の際に指導にあたることのできる薬剤師になります。
 役割としては薬学生の指導をすることで、将来の薬剤師を育てることです。具体的には、実習計画の作成や評価をはじめ、悩み事の相談といった薬学生の精神的なサポートも行ったりします。それから、薬学生にとって実務実習は初めての現場経験になりますが、慣れない場所で長い時間過ごすことになるので、緊張せずに落ち着いて実習に取り組めるような誰にでも気軽に話せる環境や雰囲気作りも当院では大切にしています。
 

 実習では、大学の授業で学んでいることが病院や調剤薬局で働く時に、一体どんな風に役に立つのか分からないと思ったことはありませんか?
今、大学で勉強していることが現場の薬剤師業務ではどのように活かされているのかを、少しでも知ってもらえるように実務実習指導薬剤師として、実習内容を計画します。勉強する意味も分からずに学習するのは大変ですし、やる気も出ませんよね。ですが将来の薬剤師業務に繋がることを今、実習で学べたらとても楽しい気がしませんか?

「百聞は一見に如かず」!

 自分で見たり、触れたりして視覚的に学びながらたくさんの人とお話するのは自分の視野が広がっていくのを実感してもらえるように。分からないことは身近な薬剤師の先輩にすぐに聞けることも実務実習ならではですね。

-----どんなところに魅力を感じますか?

 認定実務実習指導薬剤師の魅力としては、薬学生が自分の教えたことを理解して考えながら実務実習に取り組んでくれた時といった薬学生自身の成長を実感できた時はとても嬉しいですし、やりがいも感じます。将来の薬剤師を育てるという重要な責任もありますが、実習期間中に休みが取れないわけではありません。
 当院では職場のスタッフみんなで薬学生を育てるスタンスなのでプライベートな時間がなくなる心配もなく安心です。それから薬学生とのコミュニケーションを通して学ぶこともたくさんあり、自分も日々成長できることも魅力の一つだと思います。