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会津中央病院 会津外傷再建センター

特徴

特徴
FEATURE

会津中央病院 外傷再建センター
Traumatology and Reconstructive Surgery

超急性期疾患から慢性期疾患までのあらゆる外傷患者を専門医が早期に介入し、“満足な日常生活”“社会復帰”を目指します。

外傷再建とは

骨、皮膚、筋肉、血管、腱、靱帯、神経にいたる
“運動器”の損傷を修復し復元、回復させることです。

当院の外傷再建センターでは、開放骨折や粉砕骨折などの超急性期疾患から、変形性病変などの慢性期疾患までを幅広く対応します。急性期においては、救命救急センターと連携した外傷再建チーム(整形外科専門チーム)が、患者の社会復帰を目指し、良好な機能を再建させるため早期に介入し治療に取り組んでいます。
また、整形外科領域で加療が難しい超重症患者や初期治療が満足でなかった症例に対して、顕微鏡視下手術、関節鏡、骨切り術、人工関節などの再建術を駆使して、社会復帰へのバックアップをはかります。
さらに、今後増え続ける高齢者外傷への対応として、全国的にも確立された治療がなく、少しの外傷が死につながることなどから、死亡率を下げ機能を再建するためにはどのような工夫が必要か模索し取り組んでいます。
人が人らしく生きるためには、手足をはじめ全身を自由に動かすことが極めて重要になります。足関節骨折や橈骨遠位端骨折などの単発の外傷でも、可能な限り高レベルの運動機能を再獲得する事を目標に治療にあたっています。

外傷再建学

会津外傷再建センターは外傷学、軟部組織再建、関節組織再建の
3つの技術を総合的に活かし最新の医療技術を提供します。

外傷学

超急性期から再建術を駆使し
機能再建を目指します

多発交通外傷など超急性期の外傷に対して、これまでの生活に復帰することを重点においています。日本の外傷治療は、超急性期に整形外科が介入する事は少なく、患者の状態が落ち着いてからコンサルトされるケースが多い。しかし、状態が落ち着いてからの整形領域の治療開始では、変形治癒が始まっており、関節拘縮も進み手術をするとしても複雑で成績はよくない状況で、リハビリテーションで機能回復訓練するのが実情です。会津中央病院では、超急性期から外傷再建センターが介入し、早期に適切な治療を開始しています。

関節機能再建

関節鏡視下手術から
人工関節置換まで幅広く対応

関節機能再建には関節鏡視下手術から人工関節置換まで様々な治療方法があります。人工関節以外の手術には、骨切り術や自家骨を温存した治療もあり、人工関節置換術を選択する前に、患者にとって最適な治療方法を提案していきます。関節近くの骨を切り、関節の向きを矯正したり、残っている関節軟骨が荷重部にくるように修正したりする手術もあります。会津中央病院では、保存療法で十分な効果が得られない場合は、人工関節置換術を行いますが、ナビゲーションシステム等を利用し安心で安全な手術を行い合併症も少なく、良好な治療成績を収めています。

軟部組織再建

マイクロサージャリーによる
組織再建術など高度技術を提供

軟部組織とは主に皮膚、皮下脂肪組織、筋肉組織の事を言います。重度開放骨折で、軟部組織の損傷が高度であると、骨折部が露出し感染のリスクが高まるため、軟部組織の再建が必要になります。具体的には遊離皮弁など、体の他の部位から皮弁を挙上し、軟部組織欠損部に移植し、血管吻合による再血行化を行います。