概要

 救命ICU・救命HCUはベット数20床(救命ICU10床、救命HCU10床)を備えた救命専用の集中治療室です。重症感染症や急性臓器不全など各種急変病態に対して、人工呼吸、各種血液浄化、人工心肺(PCPS、IABP)、脳低温療法、内視鏡、放射線診断と治療(IVP)、緊急手術を含めて集中管理が行える環境です。
 室内には生体情報モニタールーム、生体情報管理システムが電子カルテと連動し、高度な集中管理を実現しています。
 さらに、救命ICU内に2床の個室を配置し、重症感染症や重症熱傷の患者様の集中治療を可能としました。また、陰圧、陽圧の切り替えが可能な空調設備があり、高性能フィルターを介し、外部へ排出します。
 治療方針は総合回診や各カンファレンスにて各医療スタッフと情報を協議し治療を決定していき、最適で的確な治療を医療チームで提供しています。

情報を共有化 治療方針を検討

救命救急の患者様が搬送されてきた時の、患者様の容態把握と処置の対応には、スピードと的確な判断が求められています。カンファレンスは、医師、看護師などの専門職が、分野の枠組みを乗り越え、チームで一人の患者様に対して治療方法を話し合い、検討し最善の選択を見出そうとするものですが、特に救命で運ばれてくる重篤な患者様に対しては、このカンファレンスによる判断が重要になってきます。カンファレンスにおいて、様々な意見が交わされることによって、問題解決の方法が拡がったり、今まで見えなかった治療の方向性を見出すことができます。

薬品管理の強化

リアルタイム 薬品管理装置(リテラ)の導入により、薬品の適正在庫および薬品管理の強化