臨床研修医

〇 医師を目指したきっかけ
小学生の頃、漠然と医師になりたいと思っていました。その頃やっていたテレビの影響が強く、医師ってかっこいいなと思ったのがきっかけだと思います。その後中高と進むにつれ、医師ではなく数学者や官僚になりたいと思うようになり、東大の文系に入学しました。しかしそこで『やはり人の役に立つ仕事に就きたい』という思いが芽生え、受験し直して医学部に入り、今に至ります。
〇 会津中央病院を研修先に選んだ理由
大学5年生の時に、以前中央病院で研修されていた、後藤芳明先生と小泉聡先生に1ヶ月つきっきりで学ばせていただいた事があり、お二人は他の病院で研修されてきた方とは明らかに違う光るものが見え、お二人が研修されていた会津中央病院に興味を持ちました。そして、前田先生が講師として講義を行って下さったのを受講した際に、繋がりが分かり、脳神経外科志望でもあったので会津中央病院で研修をしたいと思い選びました。
〇 この道に進んで良かったと思えた瞬間
研修医といえども主治医に近い立場でやらせてもらえる事が多く、患者さん本人だけではなくそのご家族の方々にも感謝される事が多いので、とてもやりがいを感じられます。
〇 休日の過ごし方
基本的に病院に来て、受け持ち患者の様子を見る為に回診をします。また、他の科での緊急OPEなどがあればお手伝いをさせてもらっています。 休日は基本的に先生方が少ないので、そういった事をさせてもらえるチャンスだと思っています。緊急OPEがない日は、フィットネスに行き、水泳やジョギング、筋トレなど体を動かしています。冬でなければドライブやバイクでツーリングに行ったりもします。中学高校とバスケをしてきましたが、手術をしなければならないほど腰を悪くしてしまって、大学時代にはそのリハビリを兼ねて水泳をやっていたので今では水泳が趣味になっています。水泳だけではなくスポーツ全般が趣味みたいなものです。
〇 脳外科での研修内容・スケジュール

07:00 起床
07:30 出勤、カルテチェック、受け持ち患者の回診
  ↓ 石川先生と合流し、カンファレンスの準備
08:00 カンファレンス、症例発表
09:00 OPE、処置、病棟業務
13:00 昼食
14:00 部長回診
15:00 検査指示や病棟業務
17:00 受け持ち患者の回診
18:00 1日のカルテをまとめて終了(日によっては緊急OPE)

〇 脳神経外科の雰囲気
一言で、楽しい科だと感じます。指導医や上級医の先生方と協力し大変な症例と向き合っているので、その分達成感や充実感がとても大きなものになります。OPEでは特に緊張感にあふれ、その独特の緊張感が言葉では言い表せない、何事にも変えられないものに繋がっているのだと思います。
〇 今後会津中央病院で研修を考えている医学部生に対して
やろうと思えばいくらでもやれる環境なのが会津中央病院の特徴だと思います。全国でこれだけの経験を積める病院はそうはないと思います。逆に、研修医がいなくても病院としての機能は保てている病院なので、自分から積極的に動かないと何も学べずに終わってしまうと思うので、向上心を持って研修する事が大切だと思います。
〇 思い出深い経験
大晦日も元旦も緊急OPEが入り、慌ただしかったのが良い思い出です。年越しの瞬間はなんとか帰宅する事ができ、自宅でテレビを見ながら新年を迎えました。
〇 今後の展望
早く一人前の脳外科医になりたいと思っています。脳外のどの分野とまでは決まっていませんが、自分にしか出来ない事を見付け、その分野でのスペシャリストになりたいと思います。