臨床研修医　小林靖幸先生 | 一般財団温知会会津中央病院研修医募集サイト

〇どのようなお子さんでしたか？どのような家庭に育ちましたか？

父は郵便局員、母は富士通職員の家庭で育ちました。幼稚園の頃のことはよく覚えておりませんが、小学生の頃は遊んでばかりいました。学校が終わると友達の家でゲームをしたり、家に帰らずに校庭で遊んでいたりする小学生でした。そのため、小学校低学年の頃に英語の教室に通っていたのですが、サボって友達と遊んでいたのが親に知られて辞めさせられたことがあります。それでも親にはそれほど怒られなかったので、そんなに悪いことをしたとは思っていませんでした。
私には双子の兄がいますが、私が小さい頃から「勉強しなさい」とよく言われており、結構不快に感じていました。そのため、私自身はそう言われる前に勉強するようにしたら自然と勉強する習慣が身につき、親には特に「勉強しなさい」と言われることはありませんでした。

〇学校の成績はいかがでしたか？

小学生から中学生の初めの頃は真ん中くらいだったのではないでしょうか。中学２年の夏頃からは塾に通いはじめて、中学３年の夏季講習では志望校に合格できるか怪しかったので２つ塾を掛け持ちし、若松と高田を自転車で毎日往復していました。成績が上がってくるに連れて初めに通っていた塾に次第に満足できなくなり、もう一方の塾に通うようになりました。中学を卒業する頃には120 人中、30 ～40 番位でした。
高校生の初めの頃は中学の時と同じ塾に通っていましたが、2 年生位から友達の誘いで別な塾に変更しました。高校入学したての頃の成績は３２０人中１００番位でしたが、部活にも所属せず勉強ばかりしていたので３年生になると１～２番くらいにはなりました。

もともと負けず嫌いなところがあって、小さいころは鬼ごっこをしていると最後に鬼で終わるととても悔しかったですし、中学３年の進学先を決める際には行こうとしていた高校が模擬テストでA 判定になるとさらに上位の高校を目指すようになるなど、満足してしまうとそこではやっていられなくなる性格なのだと思います。

〇医師を目指されたきっかけなど？

はじめは中学の時の担任の先生の教え方がとても上手で情熱的で、憧れて教師になりたいと思っていました。通っていた中学校は結構荒れていて不良生徒も多く、他の先生方は勝手にやっていろという感じでしたが、その先生は金八先生ように不良生徒に対して熱血指導していました。
その後、中学～高校と段階的に徐々に成績が上がっていくうちに医学部も考えるようになります。その頃に『Dr.コトー診療所』というドラマを見て医師を目指すようになりました。主人公の五島健助医師は、多くの患者の治療とその人柄で赴任した島民から信頼を得るようになっていくのですが、そういった人に好かれるような職業に就きたいと思い医師を志しました。

〇研修されての出深い経験やこの道を選ばれて良かったと思える瞬間は？

退院されてから外来を受診しに来られた患者さんに、偶然廊下ですれ違った時に「私のことを覚えてますか？」などと話しかけられると嬉しくなります。長い間お会いしていない患者さんに声をかけられるととても嬉しいですね。病気に向き合う責任感の重い仕事だからこそ、退院後に元気な姿をみると医師で良かったと思いますし、遣り甲斐のある仕事だと感じています。

〇今後会津中央病院を研修先に考えている医学部生に対して？

研修医とはいえ学生と違って一人ひとりに責任があるので、何となくやったりとか、分からないのに分かるふりをしてやったりするのはやめてください。一番困るのは患者さんなので、その分責任を持ってやるようにしてください。分からないことは仕方ないのでその都度覚えていけば良いと思います。指導医の先生からも結構教えて頂けるので積極的に聞いてみて頂きたいと思います。