◇ 自己紹介

当院の臨床研修医メンターをしています。
会津生まれ会津育ち、会津のお医者さんになろうと医学の道へ進みました。卒後は主に南会津地域での総合診療、いわゆる地域医療を行ってきました。
南会津地域は神奈川県に匹敵する面積を有する全国屈指の豪雪地帯です。圏内の医師数は全国平均の半分以下、三次救急病院である当院まで、遠いところでは冬期間救急車で3時間かかる医療に恵まれない地域です。このような地域での医療経験より、外科・救急の深い知識・技術を身につける必要性を感じ、現在当院で働いています。

◇地域の為に

会津地域では手技・知識はもちろんのこと、地域性・生活性を考慮した「オーダーメイド医療」が特に重要です。患者さんはどの地方から、どのくらい時間をかけて来院するのか?家族構成は?生活はできているのか?周辺の医療・福祉の力は?などを知ることにより、エビデンス・ガイドラインにとらわれない柔軟な医療の提供が望まれます。
 さらにはメディカルスタッフとの協働も非常に重要で、なるべく顔の見える関係、声の分かる関係を作るようにしています。

◇プライベートでは

プライベートではまもなく5人目が生まれます。それはもう「イクメン」どころではありません(オムツ交換、親1:子供3程度のディフェンスには自信があります!)。
「医者だから、忙しいから」と言い訳したくないので、いいお父さんとして家族との時間を大切にできるよう、仕事はダラダラしないでテキパキやる、を心がけています。
休みを合わせ幼稚園・学校行事に参加しては慣れないビデオ撮影をしてます。

◇研修医の皆さんへ

研修医の皆さんには、できることは自分でする、1人で怖い思いをさせない、仕事がつらいときも一緒、を意識した指導を行っています。科を超えた存在でいますので、兄貴感覚で相談してもらえたらと思います。「医は仁術」。患者さんにとって「いいお医者さん」とはどうあるべきなのか。人間性の成長も含め一緒に学んでいきましょう。

 

佐竹 秀一 Shuuichi Satake

救命救急センター 医長

出身大学:
自治医科大学医学部卒
認定資格:
臨床研修指導医、日本外科学会専門医、日本医師会認定産業医、日本医師会認定スポーツ医
  
福島県メディカルコントロール検証医、緩和ケア「PEACE」指導者、JPTEC東北世話人
  
BLSインストラクター、福島県立医科大学臨床准教授、福島県庁へき地医療支援医
その他:
FBO認定きき酒師、たらい舟1級操縦士