内科研修プログラム
■ 一般目標
内科の診断と治療における基本的な知識、技術を習得し、必要に応じ専門医とコンタクトをとり、診療にあたることができる。一般的な疾患については、診断、経過、予後などについて、適切に患者または家族に説明できる。
血液疾患研修プログラム
■ 行動目標
  1. 末梢血液所見の解釈と診断的意義について理解する。
  2. 血液凝固所見の解釈と診断的意義について理解する。
  3. 骨髄穿刺の手技と適応、意義について理解する。
  4. 輸血(赤血球輸血、血小板輸血、血漿輸血)の適応と副作用について理解する。
  5. 骨髄および末梢血塗抹標本の見方を理解する。
  6. 抗腫瘍剤の作用機序、副作用について理解し、標準的化学療法と支持療法の重要性を認識する。
  7. 造血幹細胞移植療法(自己および同種)の適応と意義について理解する。
  8. 貧血の鑑別診断について理解する。
  9. 急性骨髄性白血病の診断と治療について理解する。
  10. 慢性骨髄性白血病の診断と治療について理解する。
  11. 悪性リンパ腫の診断と治療について理解する。
  12. 骨髄異形成症候群の診断と治療について理解する。
  13. 多発性骨髄腫の診断と治療について理解する。
  14. 血小板減少症の鑑別診断について理解する。
  15. 造血器腫瘍の鑑別診断について理解する。
内分泌・代謝疾患研修プログラム
■ 行動目標
  1. 甲状腺の触診ができる。
  2. どんな時に甲状腺機能検査が必要なのかがわかり、検査結果の評価ができる。
  3. 慢性甲状腺炎やバセドウ病など代表的な甲状腺疾患の診断ができる。
  4. 甲状腺腫瘍を見つけた時に必要となる検査とその意味が言える。
  5. どんな時に下垂体機能検査が必要なのかがわかり、検査結果の評価ができる。
  6. どんな時に副腎機能検査が必要なのかがわかり、検査結果の評価ができる。
  7. どんな時にクッシング症候群・褐色細胞腫・末端肥大症などの内分泌疾患を疑うべきかがわかり、そのスクリーニング検査が言える。
  8. 糖尿病の診断ができ、病型分類について言える。
  9. 標準体重を求め、食事療法のカロリーの指示ができる。
  10. 食事療法・運動療法の基本を理解し、大まかな指導ができる。
  11. 各種の経口糖尿病剤やインスリンの特徴を理解し、使い分けができる。
  12. HbA1cなどの血糖コントロールの指標の意味を理解し、その評価ができる。
  13. 糖尿病性昏睡や低血糖など緊急を要する病態について理解し、初期治療ができる。
  14. 糖尿病の慢性合併症について述べることができる。
  15. 高脂血症・高尿酸血症・電解質異常の病態と治療について述べることができる。
膠原病研修プログラム
■ 行動目標
  1. 膠原病
    膠原病を疑うべき症候を理解し、必要な検査の計画を立てられる。
    ステロイド薬の副作用を理解し、適切な予防策を立てられる。