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診療時間
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第1・3・5土曜、日祝日
6/6、夏季休暇、年末年始

外傷再建センター


再建医療の最前線
会津外傷再建センター

外傷再建センター reconstruction

会津外傷再建センターは、外傷学、軟部組織再建、関節組織再建を総合的に活かし
最新の医療技術で患者の機能回復と生活の質向上に努めています

外傷再建外科 診療担当表

  • 診療時間【予約制】午前:8:30 ~ 12:00
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受付
午前中野髙木福島医大川前金子交替

※変則的に診療日が変更になることもありますので必ず外来担当一覧(PDF)をご確認ください

  • 福島医科大学非常勤医師-毎週水曜日(予約制)
  • 診療は原則として予約制ですが、急患については対応します。
  • 午後は急患または紹介状を持参の方について対応します。

予約について

お電話にてご予約を承っております。  TEL:0242-25-1653 

「外傷再建学」

会津外傷再建センターは外傷学、軟部組織再建、関節組織再建の
3つの技術を総合的に活かし最新の医療技術を提供します。

 多発交通外傷や開放骨折など超急性期の外傷に対して、これまでの生活に復帰できることを重点において治療に取り組んでおります。超急性期から外傷再建センターが介入し、早期に適切な治療を開始しています。

 関節機能再建には関節鏡視下手術から人工関節置換まで様々な治療方法があります。骨切り術や自家骨を温存した治療など、患者にとって最適な治療方法を提案していきます。保存療法で十分な効果が得られない場合は、人工関節置換術をナビゲーションシステム等を利用し安心で安全な手術を行いっています。

 軟部組織とは主に皮膚、皮下脂肪組織、筋肉組織の事を言います。重度開放骨折で、軟部組織の損傷が高度であると、骨折部が露出し感染のリスクが高まるため、軟部組織の再建が必要になります。具体的には遊離皮弁など、体の他の部位から皮弁を挙上し、軟部組織欠損部に移植し、血管吻合による再血行化を行います。

“満足な日常生活”“社会復帰”を目指します

当院の外傷再建センターでは、開放骨折や粉砕骨折などの超急性期疾患から、変形性病変などの慢性期疾患までを幅広く対応します。急性期においては、救命救急センターと連携した外傷再建チーム(整形外科専門チーム)が、患者の社会復帰を目指し、良好な機能を再建させるため早期に介入し治療に取り組んでいます。
また、整形外科領域で加療が難しい超重症患者や初期治療が満足でなかった症例に対して、顕微鏡視下手術、関節鏡、骨切り術、人工関節などの再建術を駆使して、社会復帰へのバックアップをはかります。
さらに、今後増え続ける高齢者外傷への対応として、全国的にも確立された治療がなく、少しの外傷が死につながることなどから、死亡率を下げ機能を再建するためにはどのような工夫が必要か模索し取り組んでいます。
人が人らしく生きるためには、手足をはじめ全身を自由に動かすことが極めて重要になります。足関節骨折や橈骨遠位端骨折などの単発の外傷でも、可能な限り高レベルの運動機能を再獲得する事を目標に治療にあたっています。

主な疾患・治療・検査

様々な再建術を駆使し後遺症を残さず機能回復できるよう取り組んでます

 人工股関節置換術
マイクロサージャリー
内視鏡手術

超急性期から再建術を駆使し機能再建を目指します

 多発交通外傷など超急性期の外傷に対して、これまでの生活に復帰することを重点においています。日本の外傷治療は、超急性期に整形外科が介入する事は少なく、患者の状態が落ち着いてからコンサルトされるケースが多い。しかし、状態が落ち着いてからの整形領域の治療開始では、変形治癒が始まっており、関節拘縮も進み手術をするとしても複雑で成績はよくない状況で、リハビリテーションで機能回復訓練するのが実情です。会津中央病院では、超急性期から外傷再建センターが介入し、早期に適切な治療を開始しています。

関節鏡視下手術から人工関節置換まで幅広く対応

 関節機能再建には関節鏡視下手術から人工関節置換まで様々な治療方法があります。人工関節以外の手術には、骨切り術や自家骨を温存した治療もあり、人工関節置換術を選択する前に、患者にとって最適な治療方法を提案していきます。関節近くの骨を切り、関節の向きを矯正したり、残っている関節軟骨が荷重部にくるように修正したりする手術もあります。会津中央病院では、保存療法で十分な効果が得られない場合は、人工関節置換術を行いますが、ナビゲーションシステム等を利用し安心で安全な手術を行い合併症も少なく、良好な治療成績を収めています。

マイクロサージャリーによる組織再建術など高度技術を提供

 軟部組織とは主に皮膚、皮下脂肪組織、筋肉組織の事を言います。重度開放骨折で、軟部組織の損傷が高度であると、骨折部が露出し感染のリスクが高まるため、軟部組織の再建が必要になります。具体的には遊離皮弁など、体の他の部位から皮弁を挙上し、軟部組織欠損部に移植し、血管吻合による再血行化を行います。

実績

 当センターの治療技術が徐々に認知されており、手術件数は年間1,000件に迫る勢いで増加しています。また、臨床業務の多忙さにもかかわらず、学術活動にも積極的に取り組んでおり、新たな知見や成果を発信することで、さらに対外的な認知度が向上しています。その結果、県外からも医師や技術者が、会津外傷再建センターに学びに来る方が増えております。

主な手術実績

  • 大腿骨骨折の即時内固定や骨盤骨折の緊急創外固定術
  • 変形性関節症や大腿骨頭壊死症に対する人工関節置換術
  • 骨盤骨折や変形性股関節症に対する再建術
  • 開放骨折や粉砕骨折に対する再建手術
  • 四肢外傷や組織欠損に対するマイクロサージャリーによる再建手術
  • スポーツ外傷や野球肘などに対する再建手術

外傷再建センターの手術件数


研究・発表数・論文数の推移

実績

DPCデータを用いた病院指標

 DPC データから全国統一の定義と形式に基づいて作成した指標です。指標の公開は、当院の特徴や急性期医療の現状を理解していただくことを目的としています。こうしたデータをもとに当院では、さらなる医療の質向上に向け、質改善活動を行っております。

診療科別手術件数(上位10分類)
※2021年4月~2022年3月退院患者
※DPCデータKcodeより(診療報酬上の手術分類)

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手術名称2021年度2022年度
骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿122129
人工骨頭挿入術 肩、股5874
骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨6371
骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他3143
人工関節置換術 肩、股、膝2436
骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿2536
関節内骨折観血的手術 胸鎖、手、足2934
関節内骨折観血的手術 肩、股、膝、肘2129
一時的創外固定骨折治療術1628
骨移植術(軟骨移植術を含む。) 自家骨移植2828

MDC 6桁分類別疾患数(上位10分類)
※2021年4月~2022年3月退院患者
※MDC…Major Diagnostic Categoryの略称、診断群分類を疾病分類ごとに大別した主要診断群

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MDC6MDC6名称2021年度2022年度
160800股関節・大腿近位の骨折157191
160690胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)7187
160820膝関節周辺の骨折・脱臼3548
160850足関節・足部の骨折・脱臼3547
160760前腕の骨折4744
160980骨盤損傷3338
160610四肢筋腱損傷3038
160740肘関節周辺の骨折・脱臼3333
160780手関節周辺の骨折・脱臼1527
160620肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。)2624