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尿管結石に関する研究協力のお願い

上部尿路結石のためにTUL治療を受けた患者さんへ

研究協力のお願い

 当科では「結石生腎盂腎炎の既往がある尿管結石に対するURSL術後のfUTI予測因子」という研究を行います。この研究は、2019年8月1日より2023年6月30日までに日本医科大学武蔵小杉病院泌尿器科および会津中央病院にて、上部尿路結石のためにTUL治療を受けられた患者さんの術後感染症や治療が難渋するリスク因子を調査する研究で、研究目的や研究方法は以下の通りです。
 直接のご同意はいただかずに、この掲示によるお知らせをもってご同意を頂いたものとして実施されます。皆様方におかれましては研究の主旨をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。この研究へのご参加を希望されない場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、また、研究資料の閲覧・開示、個人情報の取り扱い、その他研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡下さい。

(1)研究の概要について

研究課題名: 結石生腎盂腎炎の既往がある尿管結石に対するURSL術後のfUTI予測因子
研究期間:  倫理委員会承認日~2026年3月31日
研究責任者: 会津中央病院 泌尿器科 上田 貴之

(2)研究の意義、目的について

 上部尿路結石(尿管結石と腎結石)は泌尿器科疾患のなかでも非常に多い疾患です。TULは上部尿路結石に対して行われる標準治療です。
 TULでは尿管鏡を用いて結石まで到達しレーザーを用いて砕石し必要に応じてバスケットカテーテルで抽石します。その際に逆行性に生理食塩水を流しながら尿管鏡操作をするため、術後に腎盂腎炎を合併し長期間の抗菌薬治療が必要になることが度々あります。そのため様々な臨床研究が行われており、術前に結石による腎盂腎炎を起こしていることがリスク因子として明らかになっています。
 しかしそうした患者さんの中でもどういった患者さんが術後の腎盂腎炎を起こしやすいのかについては統一した見解はないのが現状です。そのため本研究では当施設で上部尿路結石に対するTULを受けられた患者さんの中で結石による腎盂腎炎を起こしたことがある患者さんのCT画像を含む検査データと治療成績を解析することで術後の腎盂腎炎を起こすリスク因子を明らかにすることを目的にします。

(3)研究の方法について(研究に用いる試料・情報の種類)

 2019年8月1日より2023年6月30日までに日本医科大学武蔵小杉病院泌尿器科と会津中央病院泌尿器科で上部尿路結石に対するTULを受けられた患者さんの中で術前に結石による腎盂腎炎を起こした患者さんの診療情報を収集します。TUL後に尿路感染症による熱発があった群と無かった群に分けて統計解析を行いTUL後の腎盂腎炎のリスク因子を明らかにします。この研究は、患者さんの以下の情報を用いて行われます。

試料: なし
情報: 年齢、性別、体重、身長、既往歴、採血結果、尿培養結果、CT所見、術式、術中所見、術後経過、等

(4)個人情報保護について

 研究にあたっては、個人を直接特定できる情報は使用されません。また、研究発表時にも個人情報は使用されません。その他、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(文部科学省・厚生労働省)」および「同・倫理指針ガイダンス」に則り、個人情報の保護に努めます。

(5)研究成果の公表について

 この研究成果は学会発表、学術雑誌などで公表します。

お問い合わせ

会津中央病院 泌尿器科 上田 貴之
〒965-0011 福島県会津若松市鶴賀町1-1
電話番号: 0242-25-1515(代表)
E-Mail:  t-ueda@nms.ac.jp