がん治療センター
地域がん診療連携拠点病院
会津中央病院 がん治療センター
がん治療の専門病院として誰もが安心できる医療を提供します
当院では、総合的にがん治療のサポートができる体制を整えています。
2022年のがん治療センターオープンに伴い、放射線治療機器であるリニアックを一新いたしました。
福島医科大学病院と連携し、大学病院と同等の治療が提供できるようになりました。
集学的治療とは
集学的治療(しゅうがくてきちりょう)とは、さまざまな治療手法やアプローチを組み合わせて行う総合的な治療のことを指します。集学的治療では、複数の学問領域や治療法を統合し、患者様の状態やニーズに応じて最適な治療プランを立てることを目指します。
一つの治療法やアプローチだけではなく、異なる視点や手法を組み合わせることによって、より幅広い治療効果を期待することができます。がん治療では、手術、化学療法、放射線療法、緩和ケアを中心に、リハビリテーション、栄養指導、アピアランスケア、心理的サポートなどを組み合わせることで、治癒率や生活の質を向上させることができます。
悩みや不安を解消できるようサポート体制を強化
がん治療は、患者様にとって大きなプレッシャーとなることも多く、治療に対する不安や疑問もつのが普通です。私たちは、それらの悩みや不安を共有し、患者様とともに治療に臨みます。また、病気の進行による身体的な変化や外見の変化にも対応し、患者様と家族の方々が安心して治療を受けられるようにサポートしてまいります。患者様の立場に立ち、最良の治療を提供できるよう、尽力して参ります。
医療従事者の方へ
チームでバックアップ
集学的治療の提供、キャンサーボード、栄養サポートなど、多職種によるチーム医療を実施
キャンサーボード
各専門医や医療スタッフが、治療計画、手術、投薬や治療方針について、意見交換、共有、確認するためのカンファレンスです
各科カンファレンス
外科カンファレンスは、手術前に手術の術式や、手順の確認を行い、確実で安全な手術を行います
緩和ケアチーム
治療に関する不安や治療中の痛みや吐き気などのコントロールを中心に、心理的・社会的な問題に対応しています。
がんに関する相談
セカンドオピニオン
体に負担のかからない治療を提供します
化学療法
がんの化学療法は、がん細胞増殖を防ぐ抗がん剤を用いた治療法で、がん細胞が増えるのを抑えたり、成長を遅らせたり、転移や再発を防いだりする治療です。抗がん剤療法には、分子標的薬による治療やホルモン療法や免疫療法等も含まれます。ステージ4や切除不能と言われた症例においても、各部門と検討をかさね化学療法や放射線治療などの集学的治療を駆使しています。抗がん剤や放射線治療の医療の進歩は年々進化しつづけています。
放射線治療
福島県立医科大学が導入している同機種のVarian社製 TrueBeamを導入しております。TrueBeamは、定位放射線治療や強度変調放射線治療(IMRT)などを短時間かつ高精度に行うことができる放射線治療装置です。福島県立医科大学との連携により、遠隔で治療計画や治療サポートなどがお互いに共有できるシステムを導入しました。これにより、各専門医や放射技師が連携し精度の高い治療が提供できる体制を構築することができました。強度変調放射線治療(IMRT)は、がんの位置や形状に合わせて放射線ビームを形成し、がん組織に集中的な放射線を与えることができます。
緩和ケア
緩和ケアとは、病気の治療や進行に伴って生じる身体的、精神的、社会的な苦痛やストレスを軽減し、患者さんや家族が望む生活の質(QOL)を向上させることを目的とした医療を提供いたします。当院では、がんと診断された時から早期に対応できるサポート体制を整え、治療中の疼痛コントロール、吐き気の緩和、栄養管理、家族の支援や社会復帰支援までサポートして参ります。患者さんや家族の意思決定を尊重し、治療方針を共有することも大切な要素です。安心して治療に挑めるよう支援いたします。
主ながん疾患について
化学療法中に頭皮を冷却し毛根を保護します。頭皮脱毛を軽減することができます
がん相談支援センター
治療のこと、家族の支援や社会復帰支援などの相談をサポートします
アピアランスケア
美容室「Broche Wellness」ではウィック、メイク、ネイルなど外見変化に対するサポート
セミナー講演会の案内
ロボット支援手術 Davinch
つなぐカフェ
緩和ケア相談
セカンドオピニオン
がん治療センター広報誌 『PLAISIR』
がん治療センターの取り組みやがん治療に関する最新の情報をお届けします。
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