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第1・3・5土曜、日祝日
6/6、夏季休暇、年末年始

手術療法

手術療法

手術療法は、メスでがん組織を切り取ってしまう治療法です。がんの組織だけを切ろうとするとがん組織を取り残す心配があるため、通常はがん組織の周りの正常組織を含めて切除します。完全に切除できればがんは完治するので、体内からがんを直接取り除くことができる外科手術は、高い治療効果が期待できます。
 これまでの開胸・開腹手術に加えて、最近では内視鏡(胸腔鏡・腹腔鏡)手術も主体となってきました。当院ではこれらに加えてロボット支援手術を行っています。これらによって切除が困難な部位のがんも安全に切除できるようになり、患者さんの身体に与える影響も軽減することが可能となっています。
 これらの手術には高度な技術が必要となり、さらにそれを維持・向上させるための外科医のトレーニングが重要です。当院では福島県立医科大学の外科指導チームと連携し、当院を中心に会津地域に指導システムを構築することで外科手術のレベルを向上させてまいります。

内視鏡治療

内視鏡による検査・手術は、心身の負担や痛みが少なく、早期の社会復帰やQOL(生活の質)の維持向上が可能なものとして普及が進んでいます。
 最近は内視鏡技術の発展で、内視鏡的粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)等、小さながんは内視鏡での切除が可能になりました。昔のように全身麻酔をかけて胸やお腹を切らなくても済むため、手術療法の中で最も低侵襲的な治療です。

腹腔鏡手術

腹腔鏡手術は、炭酸ガスで膨らませた腹部に4~5個の小さな穴をあけ、そこから筒状のカメラ(腹腔鏡)と専用の手術用具をお腹の中に入れて行う手術方法です。腹部の内側をモニター画面に映し出した状態で手術します。腹部を大きく切り開く必要がないので、身体の負担が少なくて済みます。

ロボット手術

医療ロボット ダヴィンチによる手術は、医師が鉗子やカメラなどを直接操作するのではなく、ロボットアームに付いた鉗子などを遠隔操作して行います。手術は腹部に空けた小さな穴から3本のアームと内視鏡を挿入し、腹腔鏡下で行います。ロボットアームは人の関節のようになめらかに動き、細かい作業も正確に簡単に行うことが可能です。さらには今まで直接見ることができなかった前立腺の裏側や狭い部位までカメラで自由に拡大して見ることができるため、より安全に手術を行うことが可能になりました。

内視鏡室

内視鏡センターでは高レベルの医療を提供できるよう最新の設備を整え、疾患ごとの検査や治療を細分化し、各疾患のスペシャリストが専門の検査治療を行っています。そのため、検査や治療における処置時間や成功率、診断が的確です。家族控室では、実際の治療の様子をリアルタイムで見ることができ、透明性の高い医療に努めています。

手術室

イーストセンター棟の中央手術室には10の手術室が設けられ、一般の手術の他、内視鏡手術や医療ロボット「ダヴィンチ」を用いた手術、移植等への対応など、将来を見据えた手術にも対応できる設備を有しています。また、中央材料室も併設されているため、手術材料等の受け渡しや滅菌作業もスピーディーに対応可能です。さらに、手術オーダーシステム、麻酔管理システム、手術室映像システム等、ハード面・ソフト面ともに充実しています。
 低侵襲かつ高度な手術環境を整え、各スタッフが情報を共有し、安心で安全な手術管理を実現。停電時や災害時においても、専用非常用発電機から電源が供給されるので、手術をストップすることなく行うことが可能です。