第11期会津中央病院・女流立葵杯挑戦手合三番勝負

上野愛咲美女流立葵杯の防衛 3連覇を果たす

会津中央病院・女流立葵杯 挑戦手合三番勝負
第11期会津中央病院 女流立葵杯の挑戦手合三番勝負が2024年6月15日(土)、16日(日)に福島県会津若松市「今昔亭」で行われた。タイトル戦3連覇を目指す上野愛咲美女流立葵杯と初タイトル獲得を目指す向井千瑛六段との対戦。結果は2-0で上野愛咲美女流立葵杯が勝利し、3連覇を果たした。
対局日 | 対局場 | |
第1局 | 6月15日(土) | 上野愛咲美女流立葵杯 白番6目半勝ち |
第2局 | 6月16日(日) | 上野愛咲美女流立葵杯 黒番中押し勝ち |
名称:会津中央病院・女流立葵杯
対局場:今昔亭(福島県会津若松市)
主催:日本棋院
後援:毎日新聞
協賛:一般財団法人 温知会
協力:関西棋院、福島民報社、日本棋院福島県支部連合会
タイトルホルダー:上野愛咲美女流立葵杯
優勝賞金:700万円


女流立葵杯とは
女流棋戦の一つである会津中央病院・女流立葵杯は、2014年に会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦として誕生した。現在は、挑戦手合三番勝負(タイトル保持者(前回優勝者)と挑戦者とが対戦し、その勝者を新しいタイトル保持者とする)方式の棋戦となっている。立葵杯は、女性棋士の地位向上と囲碁の普及を目的として設立されたタイトル戦で、日本国内外のトップレベルの女性棋士が参加している。

女流立葵杯挑戦者決定戦

会津中央病院 女流立葵杯は、2014年に女流棋士の地位向上と囲碁の普及を目的として設立されたタイトル棋戦。トップレベルの女流棋士が参加し、タイトル獲得を目指して戦いが行われ、第11期は過去最多の91名の女流棋士が参加した。
本戦トーナメントの準決勝戦と挑戦者決定戦は5月18日(土)、19日(日)に福島県会津若松市「今昔亭」で行われ、向井千瑛六段が挑戦権を獲得し上野愛咲美女流立葵杯との挑戦手合三番勝負に挑むことになった。




女流棋戦について
近年、女流棋戦は、上野愛咲美女流立葵杯をはじめとした女流棋士が世界戦で優勝できるレベルまで棋力が上がっており、盛り上がりをみせる女流囲碁界のレベルが高くなってきてる。女流立葵杯は、唯一東北で行われる棋戦であり、女流囲碁界にとって女流棋士の地位向上と囲碁の普及など大きな役割を果たしている。
タイトル名 | 概要 |
女流本因坊戦 | 女流棋士の中で最も権威あるタイトルの一つ。本因坊戦は男女共通のタイトル戦ですが、女流本因坊戦は女性棋士専用の大会であり、非常に高い評価を受けています。 タイトルホルダー:藤沢里菜女流本因坊 優勝賞金:550万円 |
女流名人戦 | これもまた非常に権威のあるタイトルで、毎年日本のトップ女流棋士が競い合います。女流名人の称号は、その年の最も優れた女性棋士に与えられます。 タイトルホルダー:藤沢里菜女流本因坊 優勝賞金:1000万円 |
女流棋聖戦 | 1997年に誕生した、歴史とともに権威のある女流タイトル戦の一つです。前年度の戦いでは、囲碁界初の10代対決(上野梨紗二段-仲邑菫三段)が話題を呼んだ棋戦です。 タイトルホルダー:上野梨紗女流棋聖 優勝賞金:500万円 |
扇興杯女流囲碁最強戦 | 2015年に誕生した女流棋戦の一つで、他の多くの棋戦では挑戦手合制を採用していますが、扇興杯女流囲碁最強戦では前回優勝者も含めたトーナメント方式で争われます。 タイトルホルダー:牛栄子扇興杯 優勝賞金:800万円 |
テイケイグループ杯 女流レジェンド戦 | 出場資格が45歳以上かつ女流棋戦タイトル獲得経験棋士、開催前年の七大タイトル戦の獲得賞金ランキング上位女流棋士のみと決められている棋戦になります。2021年に誕生した日の浅い棋戦ではありますが、女流囲碁界をけん引してきたトップ棋士が集う棋戦です。 タイトルホルダー:小林泉美女流レジェンド 優勝賞金:200万円 |
