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鶴ヶ城マラソンを医療の力でサポート

鶴ヶ城マラソンを医療で支える。
救護スタッフ・メディカルランナーが大会をサポート

救命救急センターとマラソン部が連携し、
ランナーの安全を支えました

 会津若松市の秋の恒例行事となっている「鶴ヶ城マラソン」。今年も多くのランナーが市内を駆け抜けるなか、会津中央病院は救命救急センターとマラソン部が連携し、大会の医療支援を行いました。
 マラソン部からは、コース上をランニングや自転車で巡回する「救護スタッフ」と、ランナーとして参加しながら必要時には医療サポートを行う「メディカルランナー」が参加。さらに救命救急センターからは、院内の救急車と看護師、救急車ドライバーが出動し、ランナーの後方から必要な医療処置や搬送に備えました。それぞれが異なる役割を担いながら連携し、コース上のさまざまな場所からランナーの安全を見守り、安心して大会に参加できる体制を整えました。

医療職が「メディカルランナー」として大会に参加

 マラソン部に所属する医療職のメンバーは、「メディカルランナー」として大会に参加しました。メディカルランナーは、通常の参加者と同じようにコースを走りながら、周囲のランナーの様子にも目を配る役割を担います。
 体調を崩した人や転倒した人など、助けを必要としているランナーを見つけた場合には、その場で容態を確認し、必要に応じて応急処置や救護スタッフへの連絡、救急通報などを行います。実際にランナーと同じコースを走っているからこそ、異変が起きた際に近くで気づき、いち早く対応できることが大きな特徴です。大会への参加を楽しみながら、医療職としての経験を生かし、ランナーに最も近い場所から大会の安全を支えました。

コースを走りながら、ランナーの異変を見守る

 マラソン部のメンバーの一部は救護スタッフとして、ランニングと自転車のチームに分かれ、実際のコースを巡回しました。活動時はそれぞれ2人1組のバディを組み、互いに連携しながらランナーの様子を見守ります。座り込んでいる人や、コース脇で立ち止まってストレッチをしている人を見かけると積極的に声をかけ、体調に問題がないかを確認。必要に応じて休憩を促すなど、安全に走り続けられるようサポートしました。
 大会中は疲労や暑さなどによって体調が急に変化することもあります。コース上を移動しながらランナーに近い場所で見守ることで、小さな異変にも早く気づき、必要な対応へつなげられるよう活動しました。

救護アプリを活用し、スタッフ同士の連携を強化

 今回の救護活動では、会津中央病院の職員が開発した救護活動用アプリも活用しました。ランニングや自転車で巡回する救護スタッフはコース上を移動し続けるため、どのスタッフがどこにいるかを把握することが迅速な対応の鍵となります。そこで本部では、アプリを通じて各スタッフの現在位置を確認できるようにし、対応が必要な場所が発生した際には、近くにいるスタッフやすぐに向かうことのできるスタッフを一目で把握できるようにしました。
 位置情報を共有することで、それぞれが個別に動くのではなく、本部を中心に救護に携わるスタッフ全体が連携。必要な場所へ適切なスタッフを速やかに向かわせることができる体制を整え、大会中のより迅速な救護対応につなげました。

走る楽しさも、次の目標も

 医療支援を行う一方、マラソン部のメンバーにとっては、日頃の練習の成果を発揮する大切な大会でもあります。
 目標としていたタイムや距離を達成できた人、思うような走りができず「次こそは」と今後の練習への意欲を新たにした人など、結果はさまざま。それでも、地域の皆さんと同じ大会を楽しみながら走り、仲間とともに一日を過ごせたことは大きな喜びとなりました。
 今後もマラソン部では、走ることを楽しみながら活動を続けていきます。