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日本一の救急を目指して ―災害派遣医療チーム DMATの挑戦―

災害現場の救急のプロ DMAT

 大規模災害や事故・事件の現場では同時多発的に重症患者が出る。また、災害や事故の現場は普段の病院内とはまったく環境が異なる。そうした中で冷静に、迅速かつ的確な判断と処置を施さなければならない。そうした現場での救命救急のプロフェッショナルたちがDMATだ。

 DMATは「災害派遣医療チーム」だが、その活躍の場は多岐にわたる。実際に会津中央病院のDMATも派遣された、東日本大震災能登半島地震。そうした災害だけではなく、福知山線脱線事故秋葉原通り魔事件のような大勢の負傷者が出た事故・事件現場にも駆けつけ救命救急活動を行っている。場所を選ばぬ機動性こそがDMATの真骨頂といえよう。

会津メディカルラリー

 当院は会津地域で唯一DMATを持つ。当院のDMATも震災の際に被災地に向かい、活動を行った。しかしその前例のない大規模な災害の中で、多くの問題点も浮かび上がってきた。そこで震災後当院が主催し定期的に開催されているのが「会津メディカルラリー」だ。

「会津メディカルラリー」は震災の教訓から学び、次へ活かし継承していこうという取り組みだ。DMATの技術や連携を高めるために行われている、競技形式の訓練である。2025年で6回目を迎えたこのラリーは、当院DMATの日々の進化に繋がっている。*第6回会津メディカルラリーの詳細はこちら

能登半島地震

 そうしたメディカルラリーの成果が表れたのが記憶に新しい能登半島地震である。この際も当院のDMATは地震発生後すぐに被災地へ向かい、救命救急活動を行った。災害は、いつだって常に「またくる」ものである。そのための備えが活きた経験であった。

 こうしたDMATは、救命救急現場の最前線といえよう。高い技術、冷静な判断、状況に動じないメンタル等、高い能力と豊富な経験が必要とされる。そしてなにより、チームとしての連携が重要となってくる。

 救命救急を専門とする、医師と看護師。そしてコメディカルスタッフや、救急救命士。命を守るその最前線は、いつだって高い志を持つ医療従事者を必要としている。

DMATの看護師

 DMATは「医師」「看護師」「業務調整員」などによって構成されている。DMATが派遣される現場では、負傷者が多数いる場合が多い。そうした時に必要となってくるのは「トリアージ」である。患者の状態を見て、その重症度合を識別していく。今すぐ治療が必要な重篤患者を。そうでない軽症の患者を。そして、もう助からない命を。助けられる命を助け、助からない命は見送る。そうしたいわば「命の選別」。通常の救急の現場ではありえないシビアな取捨選択が、そこにはある。それもまた、DMAT看護師の責務の一つだ。「救急の最前線」は、「命の最前線」でもあるのだ。

 しかし、だからこそ多くの命を救うことができる。DMATにしか救えない命を、「私」にしか救えない命を救うことができる。トリアージは命を見捨てることではない。すべては救える命を救うため。そこには、医療の、看護師の希望がある。そして、目の前の命を救いたいからこそ、少しでも多くの命を救えるよう、日々努力を積み重ねていくのだ。

看護師の「夢」

「目の前の命を救いたい」「助かる命を助けたい」。それは、多くの看護師が、そして看護師を志す者が胸に抱く一つの夢だろう。救急救命の現場とは、それにもっとも手が届く場所なのだ。

 会津中央病院、救急救命センター。そこは広大な会津地域の命を救う、まさに救急医療の最前線なのである。そこでは、多くの看護師たちが、今日も目の前の命を救うため奮闘している。明日も明後日も、新たな仲間たちを増やしながら。チームで力を合わせ、一つの「夢」に向かって、進んでいく。


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